2017/08/06

中米への旅-メキシコシティ Ⅰ-

<メキシコシティ Ⅰ>
メキシコシティへ着いて2日目。
今日は近所の散策と道を覚えるために、ただ歩くのみに徹した。
メキシコシティの第1印象は、簡素な建物も歴史的な建造物も、ほこりをかぶったように古ぼけていて、昔の映画のワンシーンを見ているような、そんな雰囲気の街だと思った。
そして、人は穏やかである。

タクシーの運転手さんも安宿のフロントのお姉さんも、自分の英語がイマイチですみませんと謝ってくる。
そんなことないですよ、と彼らの謙虚さに私の方が恐縮する。

大江健三郎氏の小説『「雨の木」を聴く女たち』の中にも、私の叔母のメキシコ旅行紀の写真にも登場していた、濃いピンク色の南国の花ブーゲンビレアが、淡い土壁に映えてはっとするような色香を漂わせている。